The Grasshopper meets the Hare

世界で一番自由奔放なキリギリスと、世界で一番のオッチョコチョイのウサギが語る、ニュースを明るくするブログです

こういう人こそNHK会長に相応しい♪

籾井NHK会長発言がメディアを賑わしているようです。

籾井さん発言集

そもそもNHKの会長就任の記者会見になぜ慰安婦問題や領土問題の質問が飛んだのか、質問した記者の資質が疑われます。NHKが公共放送で、そのトップだから政治的信念も確認したかったのか?だったら、日銀の黒田総裁の就任時にも慰安婦問題を聴いたのか??

組織のトップのような人物に対して聞くべきは、その機関のことであろう。そしてNHKという組織が一番問題意識を持つべきは、『放送センターの建て替え』なんていうレベルのものではなく、『NHKというものを存続させる意義があるのかどうか』ということでしょう。

NHKの放送で話題になるのは、もはや、朝ドラと大河ドラマと紅白ぐらいになっている。その他は地方の紹介みたいなモノが大層で、いわば「あってもなくても構わない」番組である。これは何十年も前から同じ状態が続いているのだが、十年一日が如く、変化がない。

民放も大層は「あってもなくても構わない」ものだが、そんな番組でも彼らはちゃんとスポンサーを連れて来て、国民に負担をかけず「自立」しているので、特に気にかける必要はない(番組の倫理とかいう問題はここでは問わない)。

NHKは、国民から受信料を「強制的に」徴収する権利を持っていて、それで運営されている。直近では約7千億円の収入に対して、純利益で約200億円強(『公共法人』とされているので、法人税がかからない!というおまけがついている)も稼いでいる。

これは、受信料という名目の「税金」に他ならない。税金を使って放送を行っている訳である。なのにコンテンツは上に挙げた3つしかない。だったら要らないのではないか、という議論が必要である。「番組が民放化している」かどうかなどささいな話で、組織の存続を問うべき時期に来ている。記者会見もそこを問うべきだったろう。

残念ながら、そういう根本部分は問われず、会長の聞きかじっただけっぽい(?)個人的信条が語られ、記者会見は終わった(そして、各地で炎上することに)。聞かれてペラペラ話した方も話した方という気はするが、元三井物産の商社マンという性質からは、サービス精神旺盛・しゃべり好きとかいうことで、しゃべらずにいられなかったのかな、とは思う。

個人的には、新会長には、(そんな信条をお持ちなら)中・韓に寄り過ぎの嫌いのあるNHKの報道を、「中立」ぐらいに戻すこと位をやってほしかったと思うが、それも叶わず、辞任することになるのだろう。また候補者選定にお金を使うというバカバカしいお祭りが続く。。。(そして番組の内容に変化はない)

ということで、ここで言いたかったのは、

  1. 記者会見では、NHK会長に政治的信条を問うべきではなかった。
  2. 聞かれた方も、個人的信条を語る必要などなかった。
  3. NHKは政治的信条の如何に関わらず、組織の根本部分に立ち返って考えることのできる人物を必要としている

ということ。

ではまた、ぐ~ぴょん。