報道自由度ランキング、日本は意外と高かった！
国境なき記者団が、国別の報道自由度ランキングを発表しています。
日本も原発報道を巡るフリーや外国メディアの記者への情報アクセスの制限などを理由に
日本は前年の53位から59位に落ちたとのこと。その理由が「フリーや外国メディア記者への情報アクセスの制限など」となっています。
これって、いわゆる「記者クラブ」のことを言っていますね。記者クラブに入っているような大手国内メディアに対しては、政府の発表時の対応が全然違うとか言いますね。
記者クラブって、日本独特の仕組みとか言われていますが、その起源は明治時代にまでさかのぼります。本格的に今のような仕組みになったのは大正時代と言われていますが、戦争中は完全翼賛クラブになったり、色々な紆余曲折を繰り返しながら今に至っています。
ということは、記者クラブって、昔からあったわけなので、記者クラブがあるから順位が低いということだと、日本はずっと報道自由度ランキングは下の方をさまよっているのでしょうか?
そうではないのです。2年前の2011年は何と22位。2010年に至っては11位です！その前は20位台～50位台をさまよっています。2009～2011年ごろがなぜか低いっていうように見えます。この頃って何が起きていたのでしょうか??民主党政権時代ですね。
民主党時代、何となくパフォーマンス先行で、報道のされ方も変わったように見えた時期がありましたね。例の(後で悪名高くなったものの)事業仕分けを公開するとか。そのイメージだけでランキングが上がったんじゃないでしょうか。
その高ランキングも、2011年の震災時の情報統制を受けて、またイメージが悪化します。更に安倍政権の秘密保護法案なんかを受け、さらに悪化して59位にまで転落したというのが正直なところでしょう。
この間「記者クラブ」は何ら変化することなく存在したわけですから、「フリーや外国メディア記者への情報アクセスの制限など」も存在したわけです。状況は特に変わらないのに11位になったり59位になったりと、思いっきりイメージで左右されているランキングではないですか！！
ということで、このランキングは特に意味のないものと考えられます。単なる人気投票・総選挙と同じですね。無視しましょう。人気投票という意味で言えば、59位なんてランクは結構高い方だと思いますね。記者クラブのせいでクラブ外の記者の受けている制限はかなりのものですし、某左翼系大手新聞社は大阪市長から相手にもしてもらえなくなりましたし(これは新聞社の自業自得か…)。150位ぐらいになってもおかしくない状況ですよ。それが59位で収まっているのですからね。ラッキーと思いましょう。
でも、、、ザンビアやニジェール、さらには韓国より下って、、、いくら何でもとは思います。
ではまた、ぐ～ぴょん
