The Grasshopper meets the Hare

世界で一番自由奔放なキリギリスと、世界で一番のオッチョコチョイのウサギが語る、ニュースを明るくするブログです

住友ゴムさん、何やらかしたの??

タイヤ業界の大型提携が崩れ落ちそうです。。。

グッドイヤー&住友ゴム提携

この提携は1999年に資本・業務提携の形で締結されたもので、合弁会社を作ってタイヤを生産し、販売については欧米をグッドイヤーが、日本を住友ゴム(ダンロップ)が受け持つという、なかなか乙な提携です。

この提携が破綻しかけています。

発端は、グッドイヤー側からの提携解消の申し入れがあったことで、同社は1月10日に国際商業会議所に対し、提携解消に向けた仲裁を申し立てています。

提携解消の理由として、アジアでの競合関係というのが挙げられていました。すなわち、日米欧については棲み分けが出来ていたものの、近年成長が著しいアジアについては縄張りが決まっていなかったため、アジアで競合関係になり、その結果提携破綻と。

しかし、13日にグッドイヤーがSEC(米証券取引委員会)に提出した書類によると、住友ゴムに反トラスト法違反行為があったため、となっています。具体的な内容は明らかになっていませんが、国際商業会議所に申立しているぐらいなので、結構確かな祥子を握っていて、かつ、致命的なものなのでしょう。

タイヤ業界は、ブリジストンミシュランが圧倒的に強く、それ以下は程々に、、、という世界ですが、そのわずかなシェアも、近年中国等の安売り圧力が働いており、ますます厳しくなっています。最大手のブリジストンも車部品カルテルに参加した廉で罰金4.3億ドルを支払うこととなりました。競争が厳しい業界は、色々とトラブルが起きてくるものです。

しかし、もし住友ゴムに反トラスト法違反があるとすると、1社ではできませんから、芋づる式に他の会社がぞろぞろと出てきます。住友ゴムが組むような相手は日本企業ですので、考えられるのは横浜ゴムとか東洋ゴムとかいったところなのでしょうかね?(他意はありません、単なる例を書いただけです)。なんとなく、結構大事になるような予感がします。。。あっ、もちろん、日本ではロクな捜査もせずシャンシャンで終わると思いますけど(笑)、米国は黙っちゃいないでしょうね。願わくば、日本国内で閉じていることを願いながら。。。

ではまた、ぐ~ぴょん