The Grasshopper meets the Hare

世界で一番自由奔放なキリギリスと、世界で一番のオッチョコチョイのウサギが語る、ニュースを明るくするブログです

ますぞえ

舛添要一氏が東京都知事に選ばれたようです。

ますぞえ東京都知事へ

ますぞえ氏が都知事に選ばれようが選ばれなかろうが、あまり気にしていないのですけど、選ばれてからの発言が低レベルで、これから東京の経済復興を進めていくリーダーとしては気がかりです。

「ひたすら政策を訴え、他のどの候補よりも全域を回り、たくさんの有権者と会話した。これに尽きる」と勝因を述べた。

訴えた政策って何??。勝因は他に有力候補がいなかったからではないのか??という気はするが、これはこれで置いておくこととしましょう。

都知事として実現したい政策について質問されると、一転して表情を引き締め「東京を世界一の街にする。福祉、防災、経済、2020年の東京五輪パラリンピックを成功させる。これを着実にやっていきたい」と話した。

「世界一の街」って何なんでしょう??人口?GDP?具体的に「○○で世界一の街」と言って頂かないと、借金続けて借金金額世界一になられても困るんです。

選挙期間中は厚生労働相としての経歴をアピールして社会福祉の充実を訴えた。その点に質問が及ぶと「ゆりかごから墓場まで、出産、介護、年金などすべてにおいて、大臣経験を生かしながら前に進みたい」。具体的には「待機児童を4年間でゼロにする」などと断言した。

厚生労働省って2年ほどやってましたけど、「消えた年金」で右往左往しているだけで、その間にも年金問題は悪化して、現在に至るという状況ではないかと思います。問題が出てきたらもぐらたたきのように潰すタイプ(潰せないものも多い)なのでしょう。 待機児童を4年間でゼロって言いますけど、そもそも保育サービス利用児童数が約223千人で、待機児童数が約8千人です。。一クラス20人としたら、400クラス増やせば良くて、保育士一人年間500万円としたら、400人で20億円です。これに間接経費50%ぐらいとして、30億円でできてしまいます。歳入6兆円の自治体の施策としては小さすぎませんか??(さらに、こんなことにも4年かかるとおっしゃる。。。)

今東京の抱える課題は、世界の中での地位の低下、ついでに言えば、アジアの中での地位の低下です。金融はすでに香港、上海といったところに持って行かれ、海外からの投資も東京には来ない。不動産など見ていても違いは歴然としています。東京都知事に求められるのは、日本の中の東京という観点ではなく、世界の中の東京という観点で政策を語れる人です。その意味では、原発など語る必要もないし、オリンピックすら大した意味がない(なんせ、2020年が終わったらなんの影響もないテーマです。たかが6年間の話)。都知事には10年20年のビジョンを持って東京と引っ張っていってほしいのです。今回の候補者にはそんな覚悟を持った人は一人もいなかった。こんな大事な時に残念です。もう東京は世界の中の地位を低下させるしかないのでしょう。

最後にもう一つ。今回の選挙結果を受けて、自民党「安倍政権に理解を得られた」と言っているようですが、安倍氏や自民党を非難しながら自民党を去って、除名処分まで行った人間が勝ったことを、理解が得られたと理解する政党にことは理解できません。そう言いたいのなら、除名処分の取り消しから始めるべきでしょう。勝ち馬に乗ることだけが目的のような感じで、気に入らないです。

ではまた、ぐ~ぴょん