The Grasshopper meets the Hare

世界で一番自由奔放なキリギリスと、世界で一番のオッチョコチョイのウサギが語る、ニュースを明るくするブログです

日本にカジノはやって来るのか??

日本のカジノに海外投資家も興味津々のようです。

日本に1兆円投資?

ここで話の出ているラスベガス・サンズ社ですが、2013年度7-9月期でみると、売上高3,570M$、純利益627M$。売上高のうち、カジノ収入は2,980M$、となっています。四半期の数字なので、4倍して、1$=100円とすると、売上高で1.42兆円、純利益で2500億円といった規模です。利益率2割弱。この規模なら投資資金1兆円でも出せそうな規模ですね。

CLSAは、東京、大阪の二大都市と10の地方都市でカジノが設立された場合、ゲーム産業から年間で総額400億ドル(約4兆円)の売り上げが期待できると試算した

しかし、レジャー白書2013によれば、パチンコ業界だけで19兆円の市場規模というので、4兆円というのはかなり控えめな水準。この4兆円を5社ぐらいで分割するとなると、1社8千億円。2割利益が出たとして1600億円。1兆円投資しても7年程度で回収可能で、いい投資先ですね。

とはいえ、今現在日本は賭博が違法になっているので、法令改正が必要になって来ます。これに関しては、

日本でカジノ運営は違法だが、昨年の臨時国会にカジノを合法化する法案が提出された。今年の通常国会での審議入りを経て、成立を目指している

とかいう状況ですね。まだ議員連盟を作って、法案提出したという段階。カジノは税収も上がるし、政府としてもやりたいところでしょう。東京に作れば、アジアからの観光客を呼び込めるし、ホテルへの投資も増える。オリンピックに舵のが加われば、かなり収支にはプラスに働くでしょう。

とはいえ、教育的にどうだとか、暴力団の資金源になるだとかいった議論が必ず出てきます。ここをどう乗り越えていくかが焦点ですね。ただ、マスコミはまだ全く騒いでいないので、また前の秘密保護法案のように、採決直前に騒ぎ出すのだけはやめてほしいですね。

ではまた、ぐ~ぴょん