The Grasshopper meets the Hare

世界で一番自由奔放なキリギリスと、世界で一番のオッチョコチョイのウサギが語る、ニュースを明るくするブログです

ソチの近くのウクライナは燃えています。。。

ウクライナの反政府衝突が収まりません。

ウクライナ衝突

18日の衝突から3日間で100人近くの人が亡くなっています。かなりの大きさになっています。TVのニュースなど見ていても、手製の銃を持っている人や、花火をこれまた手製の大砲に仕込んで打ち上げている人とか、様々です。建物は燃え上がり、収拾がつけられなくなっています。

そもそも事の発端は、昨年11月に、ウクライナのヤヌコビッチ大統領が親EUから親ロシアに政策変更 したことから始まっています。ロシアは見返りとして、150億ドル(約1兆5千億円)の経済援助や、天然ガス供給価格の引き下げなど、約束して来ています。

ロシアはウクライナに対し、親ロシア政権が出来た時には天然ガスの価格を下げ、反ロシア政権だと価格を挙げるといったぺレーションを繰り返してきました。それでも、今のヤヌコビッチ大統領以前は親EU政権が樹立されていました。その時進めていたEUとの関係改善の動きを一気にストップさせ、親ロシアに舵を切ったのですから、EU派にはたまりません。親EU派(野党)の規模もかなりのものなので、いわば国論を二分しているようなテーマです。

とはいえ、ロシアとEUとどっちと手を組んだらいいかなどだれにもわかりません。そんな中ロシアに突っ走って行かれたのでは、暴動も起こしたくなります。

取りあえず、この衝突は先が見えませんし、解決してもくすぶり続けるでしょう。ただ、警察や軍隊を使ってデモを押しつぶすのは国際世論がだまっていないので、やめた方が良いでしょう。、既に死者が出てしまっているので、これ以上衝突を続けるのではなく、落としどころを見つけていかないと。ただ、そんなことが出来るぐらいなら初めからやっていると、ということなのか。。。

何にせよ、肥沃な国土を持つウクライナの宿命というところでしょうか。

ではまた、ぐ~ぴょん、