The Grasshopper meets the Hare

世界で一番自由奔放なキリギリスと、世界で一番のオッチョコチョイのウサギが語る、ニュースを明るくするブログです

CM、企業イメージと消費者の電話・・・!

消費者の皆さんの電話が企業活動に影響を与えていますね。

  1. 明日、ママがいない
  2. ファミマのフォアグラ

共に、消費者の機嫌を損なうリスクは撮らないに越したことのないという話で、企業行動としてはありがちなことです。

しかし、1.の「明日、ママがいない」の方は、女児の呼び方が問題になっていますが、ドラマというのはそういうもので、極端にしないと視聴者に伝わらないので極端な表現を使ったというだけのものでしょう。番組側も「最後まで見て欲しい」と言っているのは、物語全体を見れば、その呼び方をするのが言いたいことを最も効果的に表現できるからだ、ということが分かる、という意味でしょう。

まあ、ドラマのCMは影響が大きすぎるから、CMを取りやめるというのは百歩譲ってよしとしたとして、2.のファミマの方は何ですか。。。フォアグラ使った弁当を止めた理由が、

今月10日に商品を発表。高価格商品として新聞やテレビで紹介されたところ、フォアグラに関して「飼育方法が残酷で食材に使わないでほしい」などという意見が24日昼までに22件寄せられたという。

22件!それも15日間で、たった22件。その22人の意見のために、せっかく企画して、おそらくこの弁当のために工場ではフォアグラの在庫をたくさん確保してしたにもかかわらず、弁当販売を止める。ちょっと気を遣い過ぎではないでしょうか?22人だって、言いやすいからファミマに言ってきただけで、フォアグラを使っているフランス料理店に苦情の電話入れているような人は皆無でしょう。そんな少数意見に振り回されるのは滑稽です。

とはいえ、こんなこと言えるのは何の責任もない第三者だからで、企業の担当者の論理としては、

  1. 消費者から苦情が来た時は、社内調整する時に、続けるより止める方が説明が簡単。
  2. 他に収益源があるので、これを止めたとしても被害は少ない。
  3. このまま続けて、もし炎上して大問題になったら、自分の立場がなくなる。

といったことが頭をよぎってしまうのでしょう。その意味では、まだ1.のCMを継続している3社の担当者は肝が据わっていますね。事前にドラマの内容も聞いているハズなので、その上でプロとしてゴーサインを出したのなら最後まで貫き通すべきでしょうね。

とりあえず、CMを続ける3社に乾杯!ということで。

ではまた、ぐーぴょん